歴史ある奈良井宿の景観に融和する高気密・高断熱の快適和風住宅



塩尻市楢川 K邸

木造2階建

敷地面積 118.23u(35.8坪)

延べ床面積 187.15u(56.6坪)

1階 96.39u(29.2坪)

2階 76.41u(4.3坪)

ロフト 14.35u(4.3坪)

契約 平成8年3月

竣工 平成9年3月


 塩尻市楢川に建設されたK邸は、中山道の宿場・奈良井の通りにある伝統的な木造在来工法の和風住宅です。敷地が宿場通りという特殊な場所にあるので、特に採光・通風に配慮しました。そのためトップライト8か所、その内開閉タイプ2か所を設けました。また気候的に冬の寒さは北海道に匹敵するので高気密・高断熱工法を採用しています。

 間取りは、通りに面して2間続きの和室を配し、玄関は広がりとゆとりを持たせるよう吹き抜けとし、奥にコミュニケーションが図れるようにと対面キッチンをもつダイニングキッチン、居間、その奥に洗面・浴室・トイレを造りました。2階は通り側に主寝室を、その奥にロフト付きの洋室を設けました。

 柱は、主に木曽ヒノキ4寸角を使用、良質の構造材とプラットフォーム工法の採用で耐震性・耐久性のある本格木造住宅に仕上げました。

 設備も1・2階にトイレを設け、浴室には全自動ボイラーを採用するなど充実させています。


    



←座敷 エンジュの床柱、イチイの落とし掛けを用いた風格ある2間続きの和室。部屋境は55cmの差し鴨居、廊下側は中隙板戸。



↓玄関 式台のケヤキ板が重厚さを演出。吹き抜けで広がりのある空間に。

↑LDK 対面キッチン・側面収納、また畳と居間と心休まるスペース。
トップライトから差し込む明かりは格別。
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